「鋭いパワーレスポンスと瞬発力は大きな魅力」

DT200R(37F)がデビューしたときの雑誌のタイトルです。

以下抜粋

125ccクラスの車体に30psのハイパワーエンジンを乗せたポテンシャルは、ほぼ125ccのモトクロッサーに匹敵する!

このようにデビュー時には、各紙で林道モトクロッサーともてはやされたものです。

しかし、88年に後継機種の3ETが発売されると、37Fの評価はツーリングに適したバイクへと変っていきました。 そして、現在はと言うと、まず林道や街中でも見ることはなくなってしまいました。

(もっとも、当時のオンロードバイクも今は見ることもありませんが)


DTとの出会い

私がRZ350Rを購入した年に、37Fはデビューしました。

オフ車に興味のなかった当時は「ふーん」って感じでした。

月日が流れ、知人のもとから私の所へ3万円という金額でやってきたの91年の春のことでした。(走行距離は6000kmと全然走っていませんでした。)

改造の道

当時、大排気量車を中心に改造ブームが熱を帯びてきた時期であり、3万円で購入した37Fですが、パーツを求めて早速、上野へと。

チャンバー購入も一瞬頭をよぎりましたが、RZ250にチャンバーをつけて凄く乗りずらくなったことを思い出し、サイレンサーのみの交換としました。

サイレンサーは、ラフ&ロードのRSVサイレンサーです。

効果は、「音質が変った」程度です。(見た目のかっこ良さはもちろんです)

友人の37Fや3ETと高速で、最高速勝負をしましたが、一番先を行ったのは、友人(全林連会長)の37Fでした。また一番後ろを走っていたのは、当時現行車の3ETでした。My 37Fは、ノーマル37Fとタイヤの差位で残念ながら前には出れませんでした。

(サイレンサーを入れて、遅くなったというより、あまり変らなかったと言う事だとおもいます。)

廃車そして復活

97年頃のエンジン逆転から端を発し、02年にクランクケースにクラックが入り、廃車が目の前にちらつきました。

インターネットを駆使して、DTのエンジン(2LR)を譲っていただき、簡単に復活の予定でしたが.......

2LRエンジンは、長年動いていなかったようで、クランクシールが逝っている様子。(これが不調の原因となかなか気がつかず、あっさり焼き付き)

結局、一旦廃車にして、長期戦の体勢に入りました。

(マグネットプーラーがなかった事と、冬に外で作業するのが嫌だったという事情もありますが...)

03年、花粉がおさまった頃、恐る恐るクランクシールを交換し、やっと復活の兆しが!

ボーナスを待って、登録と思っていたのですが、待切れず、新緑の頃にナンバーを取得し遂に、復活しました!                            (焼き付いた、エンジンの腰上は、旧エンジン(37F)から移植しました。)

こんなに古いマシンにこだわる自分は決してマニアではありません。

手放せないだけです!

 

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